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『Transparency 透明度 2006.9』(第2号)ご紹介
〇小説『假面騎士杰倫』 本橋たかこ (立ち読み版) 
〇エッセイ『宇宙と海の透明度』&『My favorite life 袋と箱と鞄と布』 石垣 順
〇エッセイ『In the groove for life at transparency』本橋たかこ
※リンク先には自作解説&コメントがあります。
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もとはしによる自作解説『ソイネヤの日々。』
まず、立ち読みはこちらから

肉体関係なしでただ寝るだけの商売のソイネヤ、つまり添い寝屋という商売を始めた男の話。主人公の本業は女子校の国語教師で、ストレスで不眠症になってしまい、それがきっかけでこんな変な商売を思いついた、という由来があります。
もともとは『ソイネヤソウジヤ』という題名で長編用に考えていたのですが、ある年、某会社主催の某文学賞に応募しようと思い立って超短編に仕立て直したのですが、結局挫折して応募しなかったというよくある結末に終わりました。
機会と根性があれば、長編化したいと思っています。


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【立ち読み】『ソイネヤの日々。』
 ゆったりとした寝間着に身体を包み、寝床へ向かう。上掛けをはいで、その中にもぐりこみ、身体を横たえる。まぶたを閉じ、身体の力を抜き、意識に闇が降りるのをゆっくりと待つ。そして、意識が戻ってきた時には、辺りからは闇が消え去り、僅かな隙間から光が差し込んでくる。
 眠ることを言葉で説明すれば、こういうことだ。ごくごく単純なこと。次の日への活力を蓄えるためには、必要な休息行為である。でも、その行為を容易に行えないという人もいる。不眠症もそうだし、精神的な理由から寝つきが悪い人もいる。その苦しさはよくわかる。実は僕もかつてそうだったから。その悩みを克服するために、僕は行動を起こしたのだ。
 添い寝という、一見積極的に見えない行動を。
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もとはしによる自作解説『假面騎士杰倫』
これも、立ち読みはこちらから

この小説のタイトルは“かめんらいだーじぇい”と読みます。
“假面騎士”は仮面ライダーの台湾版タイトル(ちなみに香港版は“[巾蒙]面超人”なのですが、最初の漢字が出ないのでした)で、“杰倫”は中華ポップス界トップアーティストのジェイ・チョウ(周杰倫)の名前です。…まーつまりはパロディノベルです。
私はこういうblogを持っていることからわかるように、中華圏のエンタメが大好きなのですが、昔からヒーローもの(特に石森プロ作品)も好きだったりします。ジェイは映画『頭文字D』の主演俳優でもありますが、もともとはシンガーであり、今年2月に日本でライヴを行いました。そのライヴを観に行って大いに楽しみ、かなり気に入ったのですが、ふと思い立ったのは「彼を台湾版ライダーにしたら、結構似合うんじゃないかな?」という、かなりしょーもないことだったんですよ。それは私が昨年までの平成ライダーシリーズを気に入ってはいたけど(特に去年のヒビキはかなりハマりましたとも!しかし…詳しくはこちら)個人的にはどうも納得できるものではなく、これで香港か台湾でロケやってワイヤーアクションをビュンビュンやったら、もっと面白くなるんじゃないのー?なんて思うことがあったからなんですね。ジェイと同じ台湾人のピーター・ホーがすでにシリーズ劇場版に出演しているとはいえ、その扱いはどーよ?的なものもあったし。…そんな思いがついつい暴走して、こういうことになった次第(爆)。

あ、この小説はもちろんフィクションであり、キャストは実在の人物をモデルにしていても、かなり架空の存在です(笑)。
登場人物のモデルは悪の組織の皆さんを除き、全員ジェイに縁のある人々です。畊宏はジェイの盟友である俳優&歌手の劉畊宏(ウィール・リュウorリュウ・ゲンホン)。台湾の人気ユニット“F4”のヴィック・チョウ主演『山田太郎ものがたり〜貧窮貴公子〜』の杉浦先輩役で知られています。
宇豪、弾頭、張傑、Lara(ララ)の4人はジェイのプロデュースでデビューしたユニット、“南拳媽媽(ナンチェンママ)のメンバー。2月のジェイライブにも出演し、楽しいステージを見せてくれました。このメンバーでアルバムも2枚出しています。詳しくはこちらこちら。直接は登場しないGary(ゲイリー)は南拳媽媽のオリジナルメンバー&スタッフ。F4メンバーが脇役で登場する『部屋においでよ』に出演経験あり。
実はもう一人出したかったジェイ縁の人がいたんだけど、都合により出せませんでした。もし続編リクエストがあったら、彼は絶対出したいと考えています。
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【立ち読み】『假面騎士杰倫』
 杰倫(ジェイ)が再び正気を取り戻した場所は、成田空港ターミナルの待合スペース。ガラスを通した向う側には、これから搭乗する中華航空ほか、世界中の飛行機が待機している。
 ―ああ、そうだった。オレはこれから台湾へ帰るんだった。さっきのは夢か。
 額に脂汗をかきながら、杰倫は頭を軽く振った。しかし、夢の中で感じた重い頭の痛みはまだ抜けることはなかった。
 「…Are you ok?」
 誰かが英語で話しかけている。杰倫はダイジョウブデス、と日本語で答えた。すると相手は何か気づいたらしく、いきなり言葉を北京語に切り替えて喋りだった。ビックリした杰倫は顔を上げ、声の主の姿を改めてみた。
 目の前に、黒いニット帽をかぶり、黒いレザージャケットを身につけた男が立っていた。くっきりした二重まぶたと薄茶色の瞳をしている。年は自分と同じくらいか少し上とみた。
 「オマエ、台湾人か?」ニット帽男は北京語で言った。
 「そうだ。これから台北へ帰るところだ」杰倫も北京語で返した。男は杰倫の横に座り、蓋をあけていないボルヴィックのペットボトルを渡した。「飲めよ、遠慮すんな。飲んだら落ち着くぜ」
 いつもは見知らぬ他人から気安く物をもらうことがない杰倫だが、このときは体調も情緒も不安定ということもあり、なにしろ相手がずいぶんと親切に自分に接してくれることもあって、その言葉に甘えることにした。「謝謝(ありがとう)」といい、口をあけて水を飲む。
 「…オレ、畊宏(ゲンホン)。よろしく」
 「オレは杰倫(ジェルン)。ジェイって呼ばれてる」
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